ヒドロキシプロリンはコラーゲンに特有のアミノ酸で、それ自体がコラーゲン産生を促進する
コラーゲンは三重螺旋構造をしており、ヒドロキシプロリンが無ければこの螺旋構造を形成できない。
ヒドロキシプロリンは翻訳後修飾によってプロリンにOH基が導入されることで生成される。この反応の際にはビタミンCを補酵素として、鉄を補因子として必要とするため、ビタミンCと鉄が不足すればコラーゲンが産生できなくなる。
ヒドロキシプロリンが経皮吸収されると、コラーゲン再生ファクターとして作用し、線維芽細胞のコラーゲン産生を促進するなど、コラーゲンを構成するアミノ酸としてだけでなく様々な効果を示す。
- 表皮細胞の増殖促進効果
- コラーゲンと同等以上の保湿効果
- トリペプチドよりも高い経皮吸収性
- シワの改善効果
- アトピー性皮膚炎に有効
- pHや加熱に対して安定
- エタノールや多価アルコールの添加によっても溶解性が影響されない
- 皮膚や眼に対して穏和な化粧品原料
ヒドロキシプロリンが線維芽細胞を活性化するといってもそれだけでは不充分であり、ヒドロキシプロリンだけでは皮膚の水分量は増加するがコラーゲン量は増加しないという報告もある。
細胞は様々な生理活性物質によって制御されているため、それらも同時に加える必要がある。
皮膚の再生には細胞の活性化が必要
再生医療で用いられる幹細胞の培養液「間葉系幹細胞培養上清」には、皮膚の細胞を活性化する物質が多く含まれている。
培養上清の他に、EGF、FGF、KGF、TGF、IGFなどの生理活性物質をさらに加えることで、表皮、真皮のどの細胞にも働きかけ、皮膚のターンオーバーを活発にし、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生を劇的に促進する。
目的の部位に到達させるDDS技術
どれだけ良い成分を皮膚に塗布しても、まず深部まで到達しない。目的の細胞に到達させるため、リポソームなどのDDS(ドラッグデリバリーシステム)技術が必要になる。
近年、「エクソソーム」という細胞から分泌される小胞が注目されている。細胞間または組織間の情報伝達を担っていると言われており、DDSに応用することで劇的に効率を高めることができる。
幹細胞由来成分を高濃度で配合し、DDS技術を組み込んだ再生美容アイテム
アイテック・インターナショナルの製品は、最先端の再生医療技術を詰め込んだ最高の成分を、DDSによって目的の細胞まで効率よく届ける。